三笠公園入口−三笠園(横須賀中央駅・横須賀駅−三笠園)


路線概略図

横須賀市海側に三笠公園(一昔前までは三笠園と言われていた)という、戦艦三笠を見学できる公園があります。現在のようにレジャーが多様化されていない時代では 魅力的なレジャー施設で、当然最寄駅からはバス便が運行されていました。京浜急行横須賀中央駅と国鉄(当時)横須賀駅から休日のみ運転されていましたが、入江の埋め立てや 利用者の減少などの理由により廃止になりました。

記録らしい記録がないのですが、距離的に近い横須賀中央駅からの便が廃止になり、その後入江の埋め立て工事に伴い路線を横須賀駅〜三笠園入口(現、三笠公園入口)と短縮されたようです。 なお、定期観光バス(さざなみ号)がかなり後年まで三笠園を経由していたので、免許上では平成の時代でも三笠園までバス路線が延びていました。
16号線とここで分岐。今では想像できませんがこの路地の部分は橋でした。
16号線と分岐のバス停の三笠公園入口。現在の感覚ではやや中途半端な入口ですが、橋を渡り入江沿いのコースを進む時代にはまさに入口という感じだったのではないでしょうか。
右側のビル群がある場所は入江でした。実はビル群だけでなく中央の道も入江でした。では道路はどこにあったかと言えば左側の遊歩道。この遊歩道が三笠園に続いている道路でした。
この場所が終点または折返場だったのかと思っていましたが、昭和53年に撮影された航空写真(国土交通省所有)などで見ると三笠園内部まで車が乗り入れており、定期路線バス廃止後も乗り入れていた定期観光バスも三笠園の奥まで乗り入れていたとの情報から、この駐車場のもっと先まで乗り入れたようです。

この路線は記録がないのですが、昭和40年代中頃に廃止になっているようです。廃止後すでに30年以上の歳月が流れバスが走っていた痕跡はまったくありませんでした。
2004/4/17 調査 2004/4/19一部修正(情報提供としあきさん)

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