平成10年9月に廃止になったこの専用線ですが、今でもかなりの部分が残っています。 特に米軍用地に向かう線はいざというときのため、設備も残したままにしているとの噂もあります。 昨今港湾部分の管理が厳しいので、奥の方までは行きませんでしたが、相当昔に使用しなくなった線 でも線路は残っているとの事です。 この廃線群、米軍への燃料輸送が最後まで残っていましたが、古い時代には専売公社の輸送や雑貨の 輸送などもあったようです。
田浦駅方面から来た引込線は主にまっすぐ進み海側に至る線と 一旦スイッチバックして田浦駅の裏側の方に延びる線に別れます。 写真の線は田浦駅から来てスイッチバックの区間に向かう線です。 写真左奥側が田浦駅方面。
相模運輸倉庫所有のスイッチャーでNO.2の文字が見えます。いつもこの位置にいるようです。 8年も放置されているようには見えないですね。
線路はトンネルの中まで延びていました。現在はアスファルトで埋められています。
まっすぐ進むと田浦駅、右に進むと平面クロス通過後自衛隊方面。
スイッチバックした線路は米軍方面との線と平面クロスします。米軍方面への線は２本あるので、 平面クロスも２箇所しかも連続であります。
平面クロスの写真。脱線防止用の線路が意外に手間かけて作られています。（レールが斜めにカットしてあります。）
左側に先ほどのスイッチャーが見えます。草に埋もれていますが線路はしっかり残っている様子。
線路もですが、建物も使われていないのでしょうか。
見た目はまだしっかりしているようですが、強度は保たれていないようです。枕木が腐蝕していました。
左方面への線路はもう土に埋まっている状態ですが、右側の線路より後まで使われたようです。
単線で来た線路はここで複線になり終点です。荷扱いがあった頃はホームなどがあったのかもしれません。